クリスタルみたいな結晶を作ろう!

今回は、リン酸二水素アンモニウムを使った結晶を作ってみたいと思います。おそらく、みょうばんよりも簡単に透明度の高い結晶が作れます。

リン酸二水素アンモニウムは食品添加物の一種なので、危険な物質ではありません。

よく知られたところだと、結晶作成キットの「マジッククリスタル」や「クリスタルガーデン」の原料は、このリン酸二水素アンモニウムです。

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こちらと同じようなキラキラ結晶が簡単に作れますよ。

リン酸二水素アンモニウムはネットで購入できる

百均にもときどき売っているのですが、品切れのことも多いです。

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はじめに

準備するもの

必要なもの

リン酸二水素アンモニウム
水(水道水で構わない。浄水のほうがよい)
わりばし
容器(カップ)

その他、ペットボトルなどの密栓容器があると便利です(飽和水溶液を保管するため)。

むずかしさ

所要時間:2週間くらい
むずかしさ:かんたん

結晶の作成方法

種結晶を作る

下記の方法で、まずは種結晶を作りましょう。

結晶装置を作る

①結晶を取り出し、水を20g、リン酸二水素アンモニウムを10g加えました(水50gで作った場合、キラキラクリスタルを作るのに溶液の量が足りないため)。

もし、水100gなどの倍量で作った場合は、次のようにするのが簡単です。出てきた結晶を全て集めて、重さを量りましょう。水は加えず、出てきた結晶と同じ量のリン酸二水素ナトリウムを加えます。30gの結晶が出ていたら、リン酸二水素ナトリウムを30g加えるとよいです。

②レンジを使って、リン酸水素アンモニウムを溶かす(種結晶を作ったときのようにやりましょう)。

レンジが使えない場合は湯煎で溶かしましょう。大きめの容器にお湯を入れ、そこに結晶作成中の容器をつけて混ぜてください。

注意

・レンジで温めるときは、熱湯・突沸(いきなり沸騰して液が飛び出すことも)に注意してください。振動を与えた途端(持ち上げた途端)に突沸がおこることがあります。すぐに持ち上げず、割り箸などでとんとんしましょう。危ないので、大人の人と一緒に行いましょう。

・熱湯で火傷しないように注意しましょう。

③溶け残りが出たら、コーヒーフィルターやキッチンペーパーなどでこします。

④リン酸二水素アンモニウムがとけた水溶液を冷やします。温度が40℃くらいになったら、種結晶を入れてしばらく置いておきましょう(1週間~2週間くらい)。

左:種結晶を入れたところ。右:結晶が出てきた様子。

作成した結晶

キラキラした結晶ができました。