風船で作る簡単ランプシェード
今回は、風船で作るランプシェードの基本編です。風船を膨らませて、和紙などの紙を貼っていくだけです。ニスを塗らなければ、1日で作成可能です!
はじめに
準備するもの
風船、水性ボンド(水のりでもよい)
はさみ、容器(深皿)
紙(光の透過性が高ければなんでもよい)
作業中、下に引くもの(新聞など)
紙は和紙や、習字紙です。ペーパーフラワー用の紙も透過性が高く、いろいろな色があるのでおすすめです。習字紙だと白のみなので、柄だけおりがみを使ってもよいと思います。(習字紙を染めるという手もありますが)
ボンドは一般によく見かける、黄色と赤の木工表(水性)などでOKです。それ以外でも、水性で、乾いたら透明になるものを使用してください。水のりでも大丈夫です。
容器はボンドと水を混ぜたものを入れます。食品トレーやヨーグルト(大)の上ぶたなどでOKです。
あるとよいもの
小さなランプ(サイトで使用しているのは100均のもの)
大きめのクリップ、または粘土など(風船を固定)
ビニール手袋、またはゴム手袋(ボンドが手につくので)
紙粘土(土台を作る場合)
セロハンテープ、洗濯ばさみ、マジック
紙用のニス、はけ
むずかしさ
所要時間:作成に1時間半、乾燥に1時間~半日(天候と紙による)
むずかしさ:簡単
作り方
風船の固定の仕方
固定しても作っているうちに倒れてくるので、途中から風船を片手にもって作業することになりがちです。あったほうが楽という程度です。
固定しない場合の問題点
・新聞紙と接触すると、風船や和紙に文字がうつる。
・下に引いた紙と接触すると、せっかくはった和紙がとれることがある。
これだけなので、「片手で持つ」、または、「はがれてもまたはる!」という感じでいけば問題ないです。
簡単な固定方法をご紹介します(途中から倒れてくるんですけれど)。風船の口をクリップで止めて、写真のように置きます。このままではすぐ倒れるので、下に引いた新聞紙などにセロハンテープで止めます。

具体的な作り方
紙を切る(またはちぎる)
ボンドではる前に紙の準備をしましょう。用意した紙を、切って(または千切って)おきます。作業をはじめるとボンドで手がべたべたになるので、先に切っておいたほうがよいです。
準備する紙の量は?
1 風船に用意した紙をあてて、そのままはったらどれくらい必要かを考える。
2 紙は重ねてはるので、1で必要だと思った量の数倍の紙を切っておく
重ねる枚数の目安
・和紙や習字用紙なら2~3層、ペーパーフラワーなら5層くらい。厚手の和紙なら1層でもよいと思います。
・用紙を重ねて光にかざしたとき、充分に光が透けているか確認してください。紙の後ろに手をおいて、手の影がしっかり透けて見えるのを目安にしてください。
ちなみに、今回はペーパーフラワー用の紙を使用しています。青と黄2枚ずつ、白7枚。これでだいたい3重くらいです。おもったよりも薄かったので、5層くらいはったほうがよいと思います。

※厚めの和紙を使う際は、水で軽くぬらしておくと千切りやすいです。
※習字紙は破れやすいので丁寧に、手早く貼り付けてください。
水で1層目をはる
容器に水を入れ、切った(千切った紙)をつけます。ぬれた紙をそのまま風船にはりつけます。下地と考え、全面にはりつけてください。
このとき、底になる部分にマジックで印をつけておくとやりやすいです(ここまで紙をはるというラインをつけておく)。つけてなくても、あとで切ればよいので問題ありません。
水溶きボンドを使うと風船への張り付き度が高くなるので、1層目は水のみでやったほうがよいです。1層目から水溶きボンドを使うと、風船から取り外すときがたいへんになります。
ただ、1層しかはらない場合は、水溶きボンドではるようにしてください。
ボンドを水で溶き、2層目以降をはる
容器にボンド(大さじ1杯くらい)入れ、水を3~5倍量入れます。だいたいでよいです。ボンドが水っぽくなればOKです。
さきほどと同じく、水溶きボンドに紙をつけて、風船にはりつけていきます。これを繰り返してください。
今回使ったペーパーフラワー用の紙なら5層くらいはってよいと思います。
このときに、模様を考えながらはりましょう。三角と四角をはった例と、適当に千切ったものをはった例をあげておきます。紙同士が重なっても模様になるので、雑にじゃんじゃんはっていってもよいです!
風船に紙をおいて、刷毛で水溶きボンドを塗る方法もありますが、時間がかかります。しっかり水溶きボンドに紙をつけて、風船にぺたぺたしていくほうがはやいです。
手にボンドがつくので、ビニール手袋やゴム手袋をしておくとよいです!
乾かす
一番簡単な方法は、洗濯ばさみでつるすことです。クリップ(または風船の口)をつまんで逆さに干してください。できたら、乾くまでおいておきましょう!


風船から空気を抜く
風船の口のあたり(風船ゴムがあつい部分)を空気が指でつまみ、ハサミでちょいっと切り込みを入れます(針で刺してもよいくらいです。切り込みは小さくしてください)。空気がゆっくりぬけていくように、指で押さえるなどして調整してください。
ボンドがしみこんできると、はがれにくいところが出てくる場合もあります。丁寧にはがしてください。


必要であれば底の部分を切る
シェードがちゃんと立つように、底の部分を整えましょう。
ニスをぬったほうが綺麗ですし、強度も上がってよいです。時間があればぜひ! 紙用のニスも販売されています。
ランプを入れてみる!
100均に電池式のランプもあります。ランプを中に入れてみましょう。さらに綺麗になります!


黄色と青が重なった部分が緑になりました。色を重ねると何色になるかを考えて作ってください。綺麗な色になる組み合わせにしましょう。
おわりに
いろいろとアレンジしやすい風船ランプシェードです。オリジナルの作品を作ってみましょう!
作品として学校などへ持っていくときには、紙粘土などで土台を作ることをおすすめします。ランプは土台の中に埋め込みましょう(スイッチが下にあるタイプのランプがよいです。ここは紙粘土を貼り付けないでください)。あとはシェードをボンドで固定するだけです。
また、暗いところで光を入れると、とても綺麗です! 簡易レポートなどを作って、写真をはるとよいかもしれません。
簡易レポートは、画用紙などに次のような点をまとめてはいかがでしょうか?
・作品タイトル
・作り方
・工夫点
なぜその紙の種類や色を組み合わせたかなど
・ランプをいれた写真
・作品を作っての感想