オリジナルのフォント(文字)を作って、自由研究レポートを書いてみよう!
パソコン上でブロックをぽちぽちクリックするだけで、オリジナルのフォントができてしまいます!
フォントとは?
フォントとは、同じサイズの書体デザインをさします。パソコンや教科書の文字にはいろいろな種類がありますが、その書体のことをフォントといいます。文字とか、書体デザインという意味でも使われています。
具体的にいうと、
この文字は「MS 明朝」で指定しています。
この文字は「MS ゴシック」で指定しています。
この文字は「Meiryo(メイリオ)」で指定しています。
この文字は「YuMincho」(Mac用)で指定しています。
のような違いです。文字の種類によって、見え方が違いますね!
注意:パソコンやブラウザによっては、ほかのフォントに置換される場合もあります(設定されていないフォントは、似たフォントにおきかえられます)。
今回は、「FontStruct」というサイトで、オリジナルデザインのフォントを作りたいと思います。
はじめに
準備するもの
パソコン、インターネット環境、プリンター、メールアドレス(フリーのメアドでOK)
センスとやる気も必要かもしれません。
むずかしさ
所要時間:数時間~数日(デザインのレベルによってかわってきます)
むずかしさ:易~中(パソコンが苦手な人にはむずかしいかもしれません)
「FontStruct」を使ったフォント作成の手順
「FontStruct」というサイトで作成します。
サインインする
サインインします。メールアドレスが必要なので、持っていない場合はフリーのアドレスを作ってください。

Username:名前を入れます。他ユーザーとの重複がなければよいです。本名を入れる必要もありません。画面ではホントツクルにしています。
Your Email:メールアドレスを入れます。
Password:パスワードを自分で設定します。なんでも構いません。
Confirm Password:パスワードの確認です。上と同じものを入れてください。
ロボットではありませんチェックをして、Sign Upを押します。その後、メールが送られてくるので、リンク先にアクセスします。
ちなみに、私が受けとったメールはだいたい以下の通り。「xxxxxxxxxx」は人それぞれ違います。黄色で線を引いたアドレスをクリックすることで、サイトに入ることが出来るようになります。
Hi there,
Thanks for registering at FontStruct.
Please click on the following link to complete your registration :
https://fontstruct.com/welcome/sign-up/confirm/xxxxxxxxxx
フォントの作成画面に入る
そのまま続けると、名前を入れる欄がでてきたます。適当な名前をつけましょう。私は今回「fontt-1」にしました。でもかっこいい名前をつけておいたほうがいいですよ!

この画面にならなかったら、「My Fontstruct」タブ→「New Fontstruction」(または「 Create New FontStruction 」ボタンを押してみてください。 「My Fontstruct」タブ はサイトタイトルのすぐ下です。
実際にフォントを作る
「fontstructor」の画面になると思います(なっていなければ、 「FontStructor」 タブをクリック)。実際にフォントを作っていきましょう。

画面の説明
黄色丸:ツールボックス、左の3つが書くためのツール(鉛筆、どっと)で、右の3つは上から、消しゴム(間違えたらこれを選択してクリック)、選択ツール(クリックしたまま範囲を選べます。選んだドットの部分をクリックしたまま動かすと、文字を移動することができます)、場所移動ツール(画面をクリックしたまま動かしてみてください)
緑丸:フォントを作るスペース。マスをぬっていきます。大きさはZoomスライダーで調整。
青丸:形を選ぶところ。形を選んで、緑丸のマスをクリックすると、その形に塗りつぶせます。
桃色丸:文字の種類を選びます。今はAを選択。ここで緑のスペースに書いた文字がAになります。Aが終わったら、Bを選んでかきます。カタカナやひらがなを作りたい人は、左横の灰色スペースで種類を選べます。「Katakana」、または「Hiragana」を選んでください。
手順
1. 作るフォントの種類を選択
桃色丸の左横にある、灰色の部分で種類を選びます。アルファベットだけでなく、世界各国の文字種が用意されています。ひらがなとカタカナもありますよ。
2. 桃色丸で文字を選び、緑丸に文字をデザイン
「Bricks」(青丸部分)で形が変えられます。いろいろな形があるので、組み合わせてかっこいいフォントを作ってください。
写真はマスが小さいですが、小さく細かく作ればかっこよくなるわけではありません! 自分の作りたいデザインに合わせてください。
デザインの始まりを合わせておかないと、文字が上下して読みにくくなります。基本のライン(ベースライン)を意識して作ってください。「Menu」にカーソルを合わせ、「View」の「Extra Guides」などを使うとやりやすいかもしれません。
「Save」で保存します(こまめに保存しておきましょう)。また、「Preview」で作ったフォントの確認ができます(確認後、もとの画面に戻りたかったら「Go Back」を。
3. ダウンロード
すべてのデザインが終わったら、「Download」ボタンを押します。
フォントの作成はここでいったん終わりです。次は、実際にパソコンに入れて使ってみましょう!
フォント作成の注意など
- FontStructのバージョン等が変更され、上記の説明通りにならない場合もあります。
- FontStructの利用規約にそってご使用ください。
- アカウントの消去は画面右上、Hi ○○○(アカウント名)から、「Account」→「Delete Account」で行うことができます。全部消す場合は「Delete Everything」をチェック。
- 作ったフォントは設定をすると、公開・共有することもできるようです。
パソコンにインストールする手順
ダウンロードしたファイルを解凍
ダウンロードファイルは圧縮されているので、解凍します。Windowsだと、おそらくパソコンの標準機能で解凍できると思います。右クリックから、「すべて展開」を選んでください。または、解凍アプリで開いてください。
パソコンにインストール
フォルダの中に、自分が付けた名前のファイルがあるはずです。私の場合は「fontt-1」になります。ファイルの種類はTureTypeフォントになっているはず。このファイル上にカーソルを合わせ、右クリックし、インストールを選択します。これで終了。パソコンに、自分で作成したフォントが入りました。

実際に使ってみる
メモ帳やワープロソフト(Word、一太郎、OpenOfficeなど)を開き、フォントを変えましょう。「fontt-1」を選択して文字を打つと、自分で作ったフォントが表示されました!

レポートを書く場合
パソコンで作る場合
フォントを作った手順をパソコンでレポートを書きます。自分で作ったフォントをところどころに使うと面白いと思います。 また、パソコン の制作画面の写真(スクリーンショット)を入れるなどして、レポートを作成してください。
レポート用紙に書く場合
自分で作ったフォントをメモ帳やワープロソフトで打ち出し、印刷をします。フォントを作った手順を手書きで書きます。可能であればパソコン上の制作画面の写真(スクリーンショット)を印刷して、レポートにはるとわかりやすいです。
レポートの書き方の例
- フォント制作の動機と目的
なぜフォント作成をしようと思ったのかなど。 - 制作の計画
フォントとはなにかを紹介。
使用するサイトとその特徴などを書いておくのもよいと思います。 - 制作するフォントの構想
・カードに使うので、かわいいフォントを作りたい。
・ レポートに使えるように、読みやすく、シンプルなフォントにしたい。
・ ダヴィンチが書いていたという、鏡文字のフォントを作りたい。
など、どんなフォントにするかを決めましょう。 - 手順
作った手順をまとめます。 - 制作したフォント
制作したフォントを載せます。 - まとめ(と感想)
構想通りのフォントになったか、自分なりにまとめてみましょう。 難しかったことや、おもしろかったこと、今後やってみたいことなどを書くとよいかもしれません。
学校ごとに書式(書き方の決まり)があるかもしれません。上の書き方は例なので、書式に合わせて書いてください。
レポートを書くのに役立つPCテクニック
スクリーンショットやり方