オリジナルのフォント(文字)を作って、自由研究レポートを書いてみよう!

2020-02-18

パソコン上でブロックをぽちぽちクリックするだけで、オリジナルのフォントができてしまいます!

フォントとは?

フォントとは、同じサイズの書体デザインをさします。パソコンや教科書の文字にはいろいろな種類がありますが、その書体のことをフォントといいます。文字とか、書体デザインという意味でも使われています。

具体的にいうと、

  この文字は「MS 明朝」で指定しています。
  この文字は「MS ゴシック」で指定しています。
  この文字は「Meiryo(メイリオ)」で指定しています。
  この文字は「YuMincho」(Mac用)で指定しています。

のような違いです。文字の種類によって、見え方が違いますね!

注意:パソコンやブラウザによっては、ほかのフォントに置換される場合もあります(設定されていないフォントは、似たフォントにおきかえられます)。

今回は、「FontStruct」というサイトで、オリジナルデザインのフォントを作りたいと思います。

はじめに

準備するもの

☆必要なもの

パソコン、インターネット環境、プリンター、メールアドレス(フリーのメアドでOK)

センスとやる気も必要かもしれません。

むずかしさ

所要時間:数時間~数日(デザインのレベルによってかわってきます)
むずかしさ:易~中(パソコンが苦手な人にはむずかしいかもしれません)

「FontStruct」を使ったフォント作成の手順

「FontStruct」というサイトで作成します。

サインインする

サインインします。メールアドレスが必要なので、持っていない場合はフリーのアドレスを作ってください。

入力画面

Username:名前を入れます。他ユーザーとの重複がなければよいです。本名を入れる必要もありません。画面ではホントツクルにしています。
Your Email:メールアドレスを入れます。
Password:パスワードを自分で設定します。なんでも構いません。
Confirm Password:パスワードの確認です。上と同じものを入れてください。
ロボットではありませんチェックをして、Sign Upを押します。その後、メールが送られてくるので、リンク先にアクセスします。

ちなみに、私が受けとったメールはだいたい以下の通り。「xxxxxxxxxx」は人それぞれ違います。黄色で線を引いたアドレスをクリックすることで、サイトに入ることが出来るようになります。

Hi there,
Thanks for registering at FontStruct.

Please click on the following link to complete your registration :
https://fontstruct.com/welcome/sign-up/confirm/xxxxxxxxxx

フォントの作成画面に入る

そのまま続けると、名前を入れる欄がでてきたます。適当な名前をつけましょう。私は今回「fontt-1」にしました。でもかっこいい名前をつけておいたほうがいいですよ!

入力場面

この画面にならなかったら、「My Fontstruct」タブ→「New Fontstruction」(または「 Create New FontStruction 」ボタンを押してみてください。 「My Fontstruct」タブ はサイトタイトルのすぐ下です。

実際にフォントを作る

「fontstructor」の画面になると思います(なっていなければ、 「FontStructor」 タブをクリック)。実際にフォントを作っていきましょう。

サイトの画面

画面の説明

黄色丸:ツールボックス、左の3つが書くためのツール(鉛筆、どっと)で、右の3つは上から、消しゴム(間違えたらこれを選択してクリック)、選択ツール(クリックしたまま範囲を選べます。選んだドットの部分をクリックしたまま動かすと、文字を移動することができます)、場所移動ツール(画面をクリックしたまま動かしてみてください)
緑丸:フォントを作るスペース。マスをぬっていきます。大きさはZoomスライダーで調整。
青丸:形を選ぶところ。形を選んで、緑丸のマスをクリックすると、その形に塗りつぶせます。
桃色丸:文字の種類を選びます。今はAを選択。ここで緑のスペースに書いた文字がAになります。Aが終わったら、Bを選んでかきます。カタカナやひらがなを作りたい人は、左横の灰色スペースで種類を選べます。「Katakana」、または「Hiragana」を選んでください。

手順

1. 作るフォントの種類を選択
桃色丸の左横にある、灰色の部分で種類を選びます。アルファベットだけでなく、世界各国の文字種が用意されています。ひらがなとカタカナもありますよ。

2. 桃色丸で文字を選び、緑丸に文字をデザイン
「Bricks」(青丸部分)で形が変えられます。いろいろな形があるので、組み合わせてかっこいいフォントを作ってください。

写真はマスが小さいですが、小さく細かく作ればかっこよくなるわけではありません! 自分の作りたいデザインに合わせてください。

デザインの始まりを合わせておかないと、文字が上下して読みにくくなります。基本のライン(ベースライン)を意識して作ってください。「Menu」にカーソルを合わせ、「View」の「Extra Guides」などを使うとやりやすいかもしれません。

「Save」で保存します(こまめに保存しておきましょう)。また、「Preview」で作ったフォントの確認ができます(確認後、もとの画面に戻りたかったら「Go Back」を。

3. ダウンロード
すべてのデザインが終わったら、「Download」ボタンを押します。

フォントの作成はここでいったん終わりです。次は、実際にパソコンに入れて使ってみましょう!

フォント作成の注意など

  • FontStructのバージョン等が変更され、上記の説明通りにならない場合もあります。
  • FontStructの利用規約にそってご使用ください。
  • アカウントの消去は画面右上、Hi ○○○(アカウント名)から、「Account」→「Delete Account」で行うことができます。全部消す場合は「Delete Everything」をチェック。
  • 作ったフォントは設定をすると、公開・共有することもできるようです。

パソコンにインストールする手順

ダウンロードしたファイルを解凍

ダウンロードファイルは圧縮されているので、解凍します。Windowsだと、おそらくパソコンの標準機能で解凍できると思います。右クリックから、「すべて展開」を選んでください。または、解凍アプリで開いてください。

パソコンにインストール

フォルダの中に、自分が付けた名前のファイルがあるはずです。私の場合は「fontt-1」になります。ファイルの種類はTureTypeフォントになっているはず。このファイル上にカーソルを合わせ、右クリックし、インストールを選択します。これで終了。パソコンに、自分で作成したフォントが入りました。

インストール画面

実際に使ってみる

メモ帳やワープロソフト(Word、一太郎、OpenOfficeなど)を開き、フォントを変えましょう。「fontt-1」を選択して文字を打つと、自分で作ったフォントが表示されました!

使用例

レポートを書く場合

パソコンで作る場合

フォントを作った手順をパソコンでレポートを書きます。自分で作ったフォントをところどころに使うと面白いと思います。 また、パソコン の制作画面の写真(スクリーンショット)を入れるなどして、レポートを作成してください。

レポート用紙に書く場合

自分で作ったフォントをメモ帳やワープロソフトで打ち出し、印刷をします。フォントを作った手順を手書きで書きます。可能であればパソコン上の制作画面の写真(スクリーンショット)を印刷して、レポートにはるとわかりやすいです。

レポートの書き方の例

  1. フォント制作の動機と目的
    なぜフォント作成をしようと思ったのかなど。
  2. 制作の計画
    フォントとはなにかを紹介。
    使用するサイトとその特徴などを書いておくのもよいと思います。
  3. 制作するフォントの構想
    ・カードに使うので、かわいいフォントを作りたい。
    ・ レポートに使えるように、読みやすく、シンプルなフォントにしたい。
    ・ ダヴィンチが書いていたという、鏡文字のフォントを作りたい。
    など、どんなフォントにするかを決めましょう。
  4. 手順
    作った手順をまとめます。
  5. 制作したフォント
    制作したフォントを載せます。
  6. まとめ(と感想)
    構想通りのフォントになったか、自分なりにまとめてみましょう。 難しかったことや、おもしろかったこと、今後やってみたいことなどを書くとよいかもしれません。

学校ごとに書式(書き方の決まり)があるかもしれません。上の書き方は例なので、書式に合わせて書いてください。

レポートを書くのに役立つPCテクニック

スクリーンショットやり方